開業の心構え_経営理念が大事

「起業する」といっても、人それぞれ目的や意識が異なります。
しかし、全ての起業する人に共通することがあります。
それは、企業理念（経営理念）を持つということです。

「何で起業するのか？」「社会にどのような形で貢献するのか？」
起業するに至った動機やその時の自分の純粋な気持ちこそ、根底となる企業理念なのです。
その中で、自分の会社の付加価値や他社との差別化、どういった形でお客様に喜んでもらいたいかなどを丁寧に考えていくことで、起業への自信がついていきます。

そして、この想いを揺るぎないものとするため、「自分への手紙」を書くことをお勧めします。どういうことかというと、開業するに至った志や信念を何かに書き記しておくということです。
開業するに至った動機、意気込み、社会貢献の形、今後のビジョン・・・
一つのストーリーとして書き綴っても構いません。

書くことで頭の中が整理され、その過程で、今まで気付かなかったことや自分の気持ちを新たに発見できたり、それが経営のヒントとなったりすることも大いにあり得ます。

そして書きあげたストーリーについては、冊子や起業後に作る会社のホームページなどに公開するということにも効果があります。 起業までの経緯や意気込み、将来設計などを第三者に知ってもらうことで、共感してくれる支援者が現れるかもしれませんし、興味を持ってくれるお客様もいるかもしれません。
どんな形で仕事に結びつくかは分かりませんし、何よりお客様あっての仕事、人脈も強い味方になります。
そのような意味でも、自分の人となりを周囲に知ってもらうということは仕事をしていく上で非常に重要なキーパーソンとなるのです。

そして自分への手紙は、最後まで裏切らずに自分を応援してくれます。