長年勤めあげた会社を引退してやっと肩の荷を下ろし、時々遊びに来る孫を愛でながら趣味に高じる余生を過ごす、といった情景を思い浮かべてしまうあなた、もう古いのではないでしょうか。
現在の高齢化社会におけるシニア世代に関しては、少々変わってきています。
日本政策金融公庫の「2014年度新規開業実態調査」によると、開業時の年齢は30歳代が最も多く、次いで40歳代となっています。
1991年から2014年までの推移で見ると、途中起伏はあるものの、全体的になだらかな上昇を続け、結果的に平均開業年齢は
38.9歳から約4%上昇し42.1歳となっています。
そして、50歳代以上に特化してみると、11.8%の上昇率です。
このことが何を意味するのかというと、シニア世代の起業家が特に増加傾向にあるということです。
一般的に、開業時の年齢が55歳以上である起業家をシニア起業家と呼びますが、このシニア起業家の割合がこの20年で約1割増えたということです。
高齢化社会を反映していると言えるのではないでしょうか。
現在はシニア起業家向けの資金融資制度などが設けられていますのが、これも時代に反映した制度なのではないでしょうか。
また、上記融資制度とは別に、東京都各区において独立開業資金といった融資も受けることができます。
豊島区については貸付限度額が1,500万円、返済期間が7年以内といった内容ですが、区により貸付限度額や貸付利率等が異なりますので日本商工会議所以下のホームページを参照ください。
参照HP⇒(https://www.tokyo-cci.or.jp/entre/yusi/)
詳しいことは会計事務所にお問い合わせください。