注目されるふるさと納税

ふるさと納税_会計事務所
今年の確定申告で、クライアントの社長や奥様の内容を確認していたところ、「ふるさと納税」をされている方がたくさんいることに気づきました。

そもそも「ふるさと納税」とは何だと思われますか。

おおまかに説明しますと、各自治体に寄付をした翌年に確定申告することで、所得税、住民税で寄付した金額のほぼ全額をとり戻すことができる制度です。
ただし、戻る金額に限度額がありますので注意してください。
そのため、テレビなどでも、よく「お得な情報」として取り上げられているようです。
寄付をすると、地方の特産品(肉、海産物、電化製品)がお礼として送られてきます。
将来払う税金を「ふるさと納税」として先払いすることで、その特産品を実質無料で手に入れられるのです。
各自治体側も、少しでも多くの「ふるさと納税」を集めようとより高額な特典をつける“謝礼品合戦”も過熱しており総務省は各自治体に冷静な対応を促しているほどです。

平成27年3月成立した改正地方税法では、4月からふるさと納税による控除の上限額は個人住民税の約1割から約2割に倍増しました。
例えば、夫婦と子供1人で年収500万円の世帯であれば、控除額は年3万円から6万円に拡大される、ということになります。
さらに、控除を受けるためには税務署での確定申告が必要でしたが、4月からは寄付先が年間5自治体であれば確定申告も不要になりました。
手続きも簡素化し、ますます注目される「ふるさと納税」ですが出身地や地方を応援するという気持ちも大切にしていきたいですね。


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